今回のテーマは、
飲酒後に筋肉痛が発生する3つの理由と5つの対処法について。
お酒を飲むと、体が痛くなったりだるくなったりする事ってありますよね。
それはいったいなぜなのでしょうか、お酒を飲んではしゃぎすぎたのかな、と思っている方も少なくないと思いますが、そうではないんです。
実は、アルコールを代謝する際に体の栄養をたくさん使ってしまい、
水分やビタミンが足りなくなって起こっている痛みなんです。
では、どうやって対処したらよいのでしょうか、体の痛みが起こる理由と、対処法とおすすめのサプリをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
飲酒後に筋肉痛が発生する3つの理由
お酒を飲んだ翌日に、二日酔いと筋肉痛の様な体の痛みを感じた事があると思います。
これは、アルコールによる筋肉へのダメージが起きている状態です。
アルコールによる筋肉へのダメージこれを、「アルコール筋症」と言い、別名「アルコール性ミオパチー」とも呼ばれています。
アルコールが原因で筋繊維を破壊する事で痛みが発生するのは、筋肉の細胞がこわれてしまっているからなのです。
この「アルコール筋症」は、主にこの3つが原因と考えられます。
1、水分の不足ビタミン不足
2、ビタミン不足
3、二日酔いの原因でもある、アセトアルデヒドによる影響
アルコールを分解するためには、水分やビタミン、ミネラルが必要なので、お酒を飲めば飲むほど、それらがたくさん必要となります。
体から水分やビタミン、ミネラルが不足してしまうと、「アルコール筋症」を引き起こします。
飲みすぎた翌朝、筋肉痛や筋力低下を起こす「急性アルコール筋症」。
これは、筋肉痛だけなので、二日酔いと同じように、自然とよくなって行きます。
ですがこの、筋力の低下で、横隔膜や呼吸をつかさどる筋肉に障害が出ると、とても危険なので、筋肉痛意外に何かおかしい症状があれば、病院に行きましょう。
「慢性アルコール筋症」は、肩やお尻、太腿などの体幹に近い筋肉が痩せてきてしまいます。
怖いのは重篤な例で心臓の筋肉も痩せてきてしまうと、心不全となって死に至ってしまいます。
慢性化していると、アルコール依存症やそれに伴うビタミン不足を併発している可能性があります。
飲酒後の筋肉痛に効果的な5つの対処法
アルコールによる筋肉痛の対処法は、とにかく水分を採る事です。
他にも、アルコールによる筋肉痛を予防する方法を5つご紹介します。
1、 お酒を飲む時は、一緒に水分を多めに飲むようにする
2、 ビタミンＢ1を積極的に摂るおつまみ 枝豆・豆腐・たらこ・いくら・豚肉・生ハム
3、 ミネラルを補うスポーツドリンクやクエン酸飲料を飲む
4、サプリメントの活用
5、飲みすぎない
出来るならば、やはりお酒を飲みすぎない事が一番なのですが、それがなかなか出来ない時もあるかと思います。
そんな時は、この5つの項目をなるべく実践してみてはいかがでしょうか。
飲酒後の筋肉痛はサプリで効果的に対処しよう
急性アルコール筋症が起こっている時はすでに筋繊維が破壊され始めています。
治し方として最適なのは、ビタミンを摂取する事です。
今の時代、ドラッグストアやコンビニでも手軽にビタミン系のサプリが手に入るので、サプリの力を借りてこの辛いアルコール筋症を解消しましょう。
サプリは色んな種類があり、本当にアルコール筋症に効果があるおすすめのサプリをご紹介します。
ビタミンの中でも特にビタミンＢ1が不足すると起こりやすいので、このビタミンＢ1を補う事が大事になってきます。
アリナミンA50 （タケダ）
よく聞く名前ですが、このアリナミンA50には特にビタミンＢ1の不足に効果があります。
他にもビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12の誘導体が含まれていて、神経痛や、筋肉痛などの症状を緩和してくれます。
お酒を飲んだ後に、1～2錠、飲んで寝る事で、翌日の筋肉痛や、体のだるさがかなり違ってきます。
ネイチャーメイドビタミンB1・B-コンプレックス（大塚製薬）
必要な栄養素を必要な時に摂れる幅広いラインナップのネイチャーメイド。
きちんと何がどれだけ入っているのかが、容器に書かれているので、安心して飲む事ができるのでおすすめです。
ネイチャーメイドなら、ビタミンB1だけのサプリが購入できますが、ビタミンB-コンプレックスなら、8種類のビタミンB群が一度に摂れるので、こちらもおすすめです。
ビタミンB群 （ファンケル）
コンビニで手に入るサプリの中で、ファンケルのビタミンB群。
ビタミンB2、B6、B12、さらにナイアシンや葉酸、パントテン酸なども含まれていて、とにかく元気になりたい方にもおすすめです。
飲酒後に筋肉痛が発生する3つの理由と5つの対処法のまとめ
お酒の席は楽しいものですが、翌日が辛いのは、本当に困りますよね。
飲みすぎないのが一番なのはわかっていますが、それがなかなかできないんですよね。
飲みすぎに気を付ける事を前提にして、やっぱり次の日体が痛くなってしまったら、体が、栄養が足りないよと、サインを出していると思って、ただの筋肉痛だと思ってほっておかずに、今回ご紹介したサプリや、ビタミンＢが含まれているものを有効に活用して、体をいたわってあげてください。
筋肉痛には、市販の痛み止めも効果がありますが、大量にお酒を飲んだ後なので、胃も荒れている可能性があります。
胃薬と一緒に飲んだり、乳製品を少しとってから飲むなど、胃に負担をかけないよう注意した方が良いですね。