今回のテーマは、
お酒の二日酔い予防や防止に効果的な市販薬ランキングについて。
そもそも、二日酔いとは何故起こってしまうのかご存知でしょうか。
アルコールを分解する段階で、アルコールは毒性のあるアセトアルデヒドという成分に変化するのですが、そのアセトアルデヒドを肝臓が分解できる量を超えてお酒を飲んでしまうと、当然ですがその毒性成分は体内に残ってしまいます。
ものすごく簡単な言い方をすると、体内に残ったアセトアルデヒドが消化器官や血流に悪さをして起こってしまうのが二日酔いです。
これを防ぐためには、いくつかの工夫があります。
① 飲み会の最中にノンアルコールの水分を多めに摂っておくこと
② 塩分の多いおつまみよりもカリウムを含む果物や野菜を一緒に食べておくこと
③ できれば水分を多めに飲んでから入浴して、血流をよくしておくこと
これらを実行しても、二日酔いになる可能性がありますので、 そんな時に有効な市販薬はないものか、色々なサイトをのぞいてランキングづけしてみました。
目次
お酒の二日酔い予防や防止に効果的な薬で価格も含めたランキング10位〜7位
第10位 ウコンの力
これを市販薬と言ってもいいのかという気もしますが、薬局でもコンビニでも買うことができる、肝機能を高めるのに一役買ってくれるドリンクです。
お値段は、1本150円程度。
飲み会といえばウコンの力というくらい有名なものですが、実は肝機能を高めるとか二日酔いになってしまった消化器官の劇的な回復には役にはあまり立ってくれません。
しかし、飲んでおくと確かにちょっとは肝機能を高めてはくれます。
…まぁ、10位ですから…というくらいに記憶にとどめておいて頂ければと思います。
ちなみにコンビニであまり見かけないかもしれませんが、こちらのシリーズには「ウコンの力 スーパー」という成分が多めに入っているものもあります。
第9位 へパリーゼ
こちらも肝臓の働きを高める作用がありますが、私がオススメするのはへパリーゼの中でも「へパリーゼZ」です。
後で上位に出てくる漢方薬に含まれる白朮(ビャクジュツ)という成分が含まれていることがオススメポイントを上げました。
滋養強壮や胃腸の不具合にも効果的です。
二日酔いで嘔吐や下痢、胃痛からくる消耗などに悩む方にオススメです。
お値段は、1,350円程度。
常備薬として持っているのにオススメですね。
ドラッグストアでドリンクタイプも出ていますので、急ぐ方にはそちらがオススメです。
第8位 ソルマックプラス
ソルマックプラスも、一昔前は忘年会シーズンにはものすごく沢山CMを流していて、かなり売れていた記憶があります。
生薬配合ですし、ドリンクタイプで飲みやすいことと、なんといっても2本でワンコインという手軽さがオススメポイントです。
1日2回1本ずつですので、辛い時だけ友達になれる感じも好ましいですね。
ウコンが配合されているので、肝機能の働きを助けてもくれます。
効能の一番最初に「はきけ(二日酔い)」とばっちり書かれていますので、吐き気の強い時にはかなり心強いのではないでしょうか。
第7位 ガスター10
今回オススメするのは中でもドリンクタイプの内服液ですが、こちらもソルマックプラスと同じように2本入りで600円程度とお安めの設定です。
1日だけのお友達にはもってこいですから、そんなに毎日胃薬が必要だと思わない方にはぴったりです。
こちらは二日酔いに効果があります、とは謳っていないのですが、胃酸の出過ぎを抑えて胃粘膜を保護してくれる、優秀なお薬です。
ちなみに、胃薬の常備薬としてご家庭に置いておくにも頼りになるガスター10ですが、糖衣錠で12錠入りが1100円程度です。
二日酔いだけでなく、飲み会続きで胃が辛い時にもオススメできるお薬です。
お酒の二日酔い予防や防止に効果的な薬で価格も含めたランキング6位〜4位
第6位 サクロン
胃薬でも有名な方に入るサクロンは、パッケージにも「二日酔いに」と書かれるくらい二日酔いでの胃の不具合に効くお薬です。
私がこれをオススメするのは、飲んだ後の清涼感が強さです。
ムカムカしている時に、苦い薬を飲むのもイヤですよね。
そういう時にも、ただ胃が荒れて気持ち悪い時にも「スーッ効く」とパッケージにも書かれている通りに一瞬気分がよくなります。
また、空腹時にも飲めるので、二日酔いで何も食べられなくて気持ちが悪いという時にも飲めるという素晴らしさ。
胃薬の中ではこれが二日酔いには一番いいのではと思うくらいのお薬です。
お値段は34包でドラッグストアだと2,000円程度です。
第5位 ロキソニンプラス
二日酔いで頭痛がする、という人も多いですね。
頭痛と言えば鎮痛剤で、よくCMも流れていますよね。
鎮痛剤は一般的に胃に優しくないイメージがありますが、こちらは胃に優しい成分として酸化マグネシウムが配合されています。
二日酔いの時には、頭痛だけでなく胃痛や吐き気なども多く伴いますので、そういう時にもオススメできる鎮痛剤です。
お値段は12錠で600円程度です。
辛い!困った!の時に買いやすいお値段とコンパクトさですね。
第4位 大正漢方胃腸薬
「食べる前に飲む」で有名な胃腸薬ですね。
胃腸の働きを取り戻す安中散と、胃の緊張をほぐす芍薬甘草湯でできています。
荒れた胃粘膜を修復してくれて、服用する時にスーっと溶けるように作られていますので、不快感が軽減されます。
空腹時に飲むことができるのもオススメです。
ドリンクタイプと粉タイプがありますが、ドリンクタイプは1本300円程度、粉タイプは20包で1000円程度と手軽に購入できる設定です。
お酒の二日酔い予防や防止に効果的な薬で価格も含めたランキング3位〜1位
ついに第3位まで来ました。
第3位 アルピタン
私は今回、色々なサイトをのぞくまでこのお薬の存在を知りませんでしたが、これはスゴイです。
まずは名前がスゴイですね。
さすが小林製薬、と思いますが、お酒を飲んだら頭痛がする、という人のためのお薬です。
お酒を飲んだら頭痛がする、というのは
1) 脳内の血管が拡張する
2) 水分過多で脳がむくむ
3) アルコールによって痛み増強物質が生み出される
という要素があるのですが、このお薬はこの3つの要素を見事にカバーします。
水分の代謝を促す五苓散の成分がいい仕事をします。
飲んだ後にお酒を飲んでも大丈夫ということも助かりますね。
6包で1000円程度ですから、気軽に買うことができます。
第2位 五苓散
またもや漢方薬です。
漢方薬と聞くと長く飲まなければ効かないというイメージがあるのではないでしょうか。
最近の市販の漢方薬はそんなことはありません。
こちらの漢方薬は、二日酔いは「水毒」というものからくるという考えの元に作られていて、むくみにもよく効きます。
お酒は水分と言えば水分ですから、水毒というのは言い得て妙ですね。
二日酔いの吐き気や下痢も、胃粘膜の荒れも原因ではありますが水分の代謝がうまくいかなくなって起こることですので、こちらの漢方薬の水分の代謝を正常に戻すという効果はかなり期待できます。
お値段は12包で1,500円程度ですが、こちらはクラシエのもののお値段です。
漢方薬も色々出しているメーカーがありますので、時間のある時に薬局で比較してみて下さい。
むくみに効果があるので、むくみで悩んでいる方には常備薬としてお家に置いておくことをオススメします。
第1位 ハイチオールCプラス
これはものすごく意外だったのですが、色々なサイトをのぞいても必ず二日酔いに効果ありと出ています。
効能の欄にも「二日酔い」と明記されるほど二日酔いの改善に会社が自信を持ってオススメしています。
ハイチオールといえばシミに効果があるということで有名ですが、Lシステインというアミノ酸の一種はシミだけでなく、アセトアルデヒドの分解・排出を助けてくれる成分だそうです。
また、代謝を高めてくれるので二日酔いのだるさなどの軽減にも役立ちます。
アミノ酸は健康のためにも摂取しておくべき成分ですので、飲み会が多い方は常備しているといいかもしれません。
ドラッグストアや薬局ではほとんどいつでも売っていると言っても過言ではないお薬ですし、お値段は60錠だと1000円程度です。
お酒の二日酔い予防や防止に効果的な市販薬ランキングのまとめ
二日酔いといっても、頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐や下痢、胃痛など様々な症状があります。
それを防ぐことができるならいいけれど、どうしてもなってしまうこともありますね。
そんな時は、肝臓の働きを助けるだけでなく、体全体の代謝を上げてくれる成分や、胃粘膜を保護、修復してくれる成分を含むお薬が必要になってくるようです。
また、お薬ではないのでランキング内には書きませんでしたが、脱水状態になってしまった体の機能を助けるためにもスポーツドリンクやOS-1のような吸収されやすい水分を摂取することも大事な二日酔い予防策です。
飲み会が続くな、と思った時にはぜひドラッグストアをのぞいて、自分に合ったものを見つけておくようにしてみてください。