お酒に弱い人が吐くと強くなる人と弱いままの人の決定的な違いとは?




※このページは、2018年8月19日に更新されました。

考える人

お酒に強くなりたいけど、お酒を飲んで吐くと本当に強くなるのかな? お酒を飲んで吐くと強くなる人と弱いままの人の違いってなんだろう? お酒を飲んで吐くのは身体にとって大丈夫なのかな? お酒に強くなれる方法が知りたい。

このような疑問を解決していきたいと思います。

実際に吐くことでお酒で強くなる

お酒を飲んで吐けば吐くほど強くなるは大ウ

確かに、飲酒で吐くことはお酒に強くなります。

なぜならお酒が弱い人でも、お酒を飲めば飲むほど強くなる人がいるからです。

お酒が弱い人 → お酒の飲み過ぎが原因で吐く → 自分のアルコール許容量が増える

お酒が弱い人でも、お酒を飲めば飲むほど強くなる人はこのような流れになります。

この流れ通りになる人とならない人が存在する

上記の流れ通りになる人は、【ALDH】を持っている人です。

逆に、この流れ通りにならない人は、【ALDH】を持っていない人です。

*ALDHとは?

アセトアルデヒド脱水素酵素。

アルコールが分解される際にできる、アセトアルデヒドを分解する酵素。

頭にクエスチョンマークを浮かべた人のイラスト(男性)

つまり、どういうこと?

簡単にすると、ALDHがお酒のアルコール分解を行なってくれる酵素なのです。

【ALDH】を持っている人お酒が弱い人 → お酒の飲み過ぎが原因で吐く → お酒に強くなる

【ALDH】を持っていない人お酒が弱い人 → お酒の飲み過ぎが原因で吐く → お酒に強くならない

その為、お酒で吐いて強くなる人は、【ALDH】を持っている人限定となります。

【ALDH】を持っている人でも、最初はお酒に弱い可能性がある

【ALDH】を持っている人でも、最初はお酒に弱い可能性があります。

なぜなら、【ALDH】には2種類あるからです。

1) [ALDHⅠ] アセトアルデヒドの分解力が弱い
2) <ALDHⅡ> アセトアルデヒドの分解力が強い

上記の通り、【ALDH】にもアセトアルデヒドの分解力が異なります。

<ALDHⅡ>を持っている人は、元からお酒が強いタイプです。

[ALDHⅠ]を持っている人は、最初はお酒に弱いけれど、飲めば飲むほど強くなる可能性を秘めているタイプです。

影からのぞき見ている人のイラスト(男性)

あれ?【ALDH】を持っている人は飲めば飲むほどお酒に強くなるんじゃないの?

その通りで、<ALDHⅡ>が持っている人は、元からお酒が強い人です。

お酒で吐いて強くなる人のほとんどの人は、[ALDHⅠ]を持っている人となる可能性が高いです。

その為、[ALDHⅠ]を持っている人は、

アセトアルデヒドの分解力が弱い = アルコール分解力が低い

ので、最初はお酒に弱い可能性があるのです。

お酒を飲んで吐いても強くならない人もいる

また、お酒を飲んで吐いても強くならない人もいます。

それは、【ALDH】を持っていない人です。

上記までの解説は、[ALDHⅠ]と<ALDHⅡ>の解説でしたが、実は3つ目に【ALDH】を持っていない人も存在するのです。

1) [ALDHⅠ]を持っている人は、アセトアルデヒドの分解力が弱い

2) <ALDHⅡ>を持っている人は、アセトアルデヒドの分解力が強い

3) 【ALDH】を持っていない人

あなたは、この上記3つのどれか当てはまります。

【ALDH】を持っていない人は、お酒を飲んで吐いても弱いままで一向に強くなりません。

【ALDH】を持っていない人の代表的な特徴は、お酒を一口飲んだだけで顔が真っ赤っかになる人です。

お酒で吐く原因はアセトアルデヒト

お酒で吐く原因はコレだった

お酒を飲む事で吐く原因は、アセトアルデヒトです。

アセトアルデヒトには「嘔吐中枢の刺激効果」があるので、嘔吐を促すことに繋がります。

お酒を飲んで吐くまでの流れは下記の通り。

1)お酒を飲むことで体内にアルコールが溜まり、そのアルコールは体内でアセトアルデヒトという毒素に変わります。

2) 通常アセトアルデヒト毒素は、体内で分解され最終的には、二酸化炭素と尿に分解されます。

3)しかし、お酒に弱い人はお酒を飲み過ぎると体内でアセトアルデヒドが蓄積され、分解に追いつかなくなります。

4)分解に追いつかなくなった時にアセトアルデヒトの毒素により気分が悪くなり、嘔吐に至るという流れです。

お酒に強い人は、アセトアルデヒト毒素の分解が早いので、体内に吐くまでのアルコールが蓄積されません。

いじける人のイラスト(男性)

だから、お酒に強い人は中々吐かないんですね。

【具体的】お酒を飲んで吐くまでの流れ

具体的にお酒を飲んで吐くまでの流れを見てみましょう。

「嘔吐をするまでには、いくつかのプロセスがあります。まず気分が悪い(悪心・おしん)と感じると同時に、唾液が多く分泌するなどの『自律神経反射』が起こります。続いて、小腸から胃への逆ぜん動が起こり、一旦、小腸にある吐しゃ物を胃の中にためこみます。

次に、吸が停止し、『レッチング』と呼ばれる吸息筋、呼息筋が同時に強く収縮する動きで強い腹圧をかけます。

この時、上部食道括約筋(食道の口側の部分)と声門を締め、同時に吐しゃ物が腸に戻らないように幽門(ゆうもん・十二指腸につながる胃の下部)を閉じます。

最後に上部食道括約筋を緩め、腹圧を使って、胃の吐しゃ物を一気に口から吐き出させるというのが、嘔吐するまでの一連の流れです」(古川教授)

上を見上げる人のイラスト(男性)

専門用語が多すぎて、意味不明です。

分かり易く説明しますと、

お酒を飲み過ぎると、反射的に唾液の量が多くなり、小腸にあったモノが胃まで戻ってきます。

次に、「オエっ」(しゃっくりと似ている)となると同時に、胃から小腸までの出口を自動的に塞ぎ、口から吐く

という流れですね。

専門家が解説する時って、なんだか難しく聞こえますよね。笑

強制的に吐くと身体を傷付ける

口に手を突っ込んで強制的に吐くと身体を傷付ける事になる。

口に手を突っ込んで強制的に吐くことは、あなたの身体を傷付けることになります。

唾液を多く分泌する前に、吐くと胃酸で喉や食道を傷付ける恐れがあるからです。

唾液が少ない状態で吐くのは危険

通常のお酒を飲んで吐くまでの流れは、【唾液を多く分泌する】という流れがあります。

これは、嘔吐した時に胃の中にある胃酸で喉や食道を傷付けない為にあります。

お酒を飲んで吐いた後に喉がイガイガする原因

この唾液を多く分泌する前に、自分で口に手を突っ込んで強制的に吐くと、唾液を十分に分泌する前に吐くことにつながるので、吐いた後に、喉らへんが痛く感じます。

お酒を飲みすぎて吐いた後に、喉がイガイガする原因はコレだったんですね。

まとめ

お酒で吐く原因は?アルコールに含まれるアセトアルデヒト毒素が原因

お酒を飲んで吐くと強くなる人は?[ALDHⅠ]を持っている人

<ALDHⅡ>を持っている人は?元からお酒が強い。

【ALDH】が持っていない人は?いくらお酒を飲んで吐いても強くはならない。

上記の事が分かりましたね。

お酒が弱いとお酒の場では圧倒的に弱い立場になってしまうことが多く何かと損をしてる気がしますよね、、、

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