今回のテーマは、
アルコール依存症の初期症状の5つの特徴と効果的な改善方法について。
アルコール依存症になる過程には、ある日突然アルコール依存症と診断される症状が現れるわけではなく、少しずつ心と体を蝕んでいく病気、それがアルコール依存症です。
今回は、その初期症状の特徴と、初期症状が現れた時点で速やかに取り組めば回復への近道が得られる効果的な方法についてお伝えします。
目次
アルコール依存症の初期症状の5つの特徴
アルコール依存症と診断される際には、以下のような症状が揃っていることが条件となります。
2)体内のアルコール分が薄まってくると現れる発汗や震え、イライラ感などの離脱症状
3)二日酔いなどで遅刻、欠勤などの社会生活への影響が出ていることや、酔った勢いでの暴言など人間関係の問題が出ていること
アルコール依存症は、心と体、そして社会生活における立場を蝕んでゆく病気だと言えます。
もし、今あなたが「そこまでいつでもお酒のことを考えていない」とか「二日酔いで仕事を休むとかはない」などの思いがありつつこの記事を読んでいてくれるのであれば、まだ間に合います。
では、以下のような問題に心当たりはないでしょうか。
② お酒を飲んだ翌日に、いつもより汗をかきやすくなったり、倦怠感があったり、集中しづらくなっていること
③ 寝酒や晩酌など、毎日少量でもお酒を飲む習慣があること
④ 自宅に何らかのアルコールがないと不安になったり、イヤな気分になること
⑤ お酒のことで家族から注意されたり、周りの人から一歩引いた態度を取られていると感じること
① に関しては、「ブラックアウト」という依存症の立派な症状です。
「昨日トイレで寝ちゃってさぁ」などと笑い話をしている人を見かけたことはありませんか?
それは、どんなに短い間でもお酒によって意識を失っているということで、軽いブラックアウト状態と言えますので、依存症の入口に立っていると言って間違いありません。
② と③は、「アルコールを常に体に入れていたい状態」という精神依存と身体依存が合体
した状態で、④と⑤は「お酒が身近にないと落ち着かない、眠れない」といった精神依存の状態です。
「そんなに沢山飲んでないのに?」と驚くかもしれませんが、アルコール依存症の最大の特徴は、「習慣性で、進行性の病である」ということです。
今、さほど大量に飲んでいなくても、お酒を飲まない日があっても大丈夫と思っていても、それが永久に続くとなると少し焦りを感じたりはしませんか?
「自分はもっと飲めるけれど、もうこれ以上は飲まない」と決めることや、その量を守ることが難しいことはありませんか?
また、健康診断などで肝機能や血糖値に問題が出ていても、受診を先送りにしていることはありませんか?
休肝日を週に1日設けるだけでは追いつかないほどの状態になる前に、「お酒はあってもなくても自分の生活や気持ちに影響がない」という健康な状態に戻すことが重要なのです。
アルコール依存症の初期症状の効果的な改善方法
前述したようなアルコール依存症の初期症状を改善する方法は、複数あります。
アルコール依存症の人は、実は肝機能が丈夫な人がとても多いのが現実です。
しかし、アルコールの毒性物質であるアセトアルデヒドを分解し尽くすことができなくなることがブラックアウトやその他の不具合を起こすので、まずはそれを防ぐためにできることをご提案します。
・肝機能を助けるサプリメントを常備しておくこと
・飲酒の前後にお水を沢山飲んでおくこと
・できるだけお酒と一緒にたんぱく質や野菜、果物を多く摂っておくこと
「空きっ腹でお酒を飲むと酔っ払う」というのはよく聞く話ですが、それはその通りで、胃粘膜や腸から直に吸収されてしまいますので、できるだけオイル系のもので胃にバリアを張っておくことをオススメします。
空腹にチョコレートを入れると胃痛を起こしてしまう場合には、クッキーなどの炭水化物や甘いものがオススメです。
アルコールの分解には糖分や水分を必要となりますので、それを補っておくことが二日酔いを防ぎ、ブラックアウトも防ぎます。
また、定期購入でサプリメントを購入している人も多いように、今は肝機能を助けるサプリメントも多く発売されています。
こうした工夫で、ブラックアウトや二日酔いを防ぐことができれば、家族に注意されることも減りますし、社会生活に影響が出ることも格段に減るでしょう。
自分の体のことをよく理解し、またアルコールがストレス発散の方法になっていないかなど、自分の心の傾向も把握しておくことが何よりもアルコール依存症を防ぐ手立てになります。
「サプリメントが沢山あってどれが良いのか分からない。。。」との声がありましたので、実際に効果があったサプリメントをランキングで紹介します。
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前述したように、アルコール依存症になる人の多くは、肝機能が丈夫であるという特徴があります。
お酒に強いという自負がなければ飲み過ぎることもないでしょうから、これは当然と言えば当然なのですが、お酒に弱い人もなることは当然あります。
肝機能などの体質に関しては、家族から遺伝することも多い要素ですので、自分が遺伝的にアルコールに対してどれほど耐性があるのかを把握することも、アルコール依存症を防ぐ上ではとても効果的だと言えます。
近年、ガンになるかを遺伝的に調べる検査を受ける人が増えているのはご存知でしょうが、実は依存症になりやすいのかどうかを遺伝子レベルで調べられるキットというものが売られているのはあまり知られていません。
自宅で簡単に検査を受けられると、助かりますよね。
方法としては、検査キットを購入し、口の中を綿棒でぐるりと拭き、それを検査袋に入れて送り返して結果を待つ、といういたって簡単なものです。
それは、GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子分析キット(口腔粘膜用)です。
お値段は6,000円弱と他の遺伝子分析キットから見ると破格のお手頃価格です。
このキットを使うと、あなたのアルコール成分の分解酵素レベルを9種類のカテゴリーに当てはめてくれて、あなたに合った傾向と対策を細かく書いた解説書と共に分かりやすく持ち運びしやすいカードで「あなたの分解酵素のレベルはコレ!!!」と教えてくれます。
飲み会の前にお財布に入れたカードを見るだけでも抑止力になりそうですし、届いた結果を家族で一緒に見て話し合うのも効果的ですね。
アルコール依存症の初期症状の5つの特徴と効果的な改善方法まとめ
今回は、アルコール依存症の初期症状と効果的な改善方法、また、アルコール依存症になりやすい体質かを把握する方法についてお伝えしてきました。
もう一度整理しておきましょう。
2)飲み会の翌日は汗をかきやすかったり、倦怠感があったり、集中しづらい
3)寝酒や晩酌など、毎日飲酒する習慣があること
4)家にお酒が常備されていないと不愉快、不安
5)お酒とのつき合いのことで、家族や周りから注意を受けることがある
依存症になる一番の原因は、「お酒に触れる習慣が日常的にある」ということです。
ストレス解消の方法がお酒、眠るためのお酒、気分を切り替えるためのお酒など、自分のお酒とのつき合い方を見直してみましょう。
2) 肝機能を助けるサプリメントを常備して、飲んでおくこと
3) 飲み会の際には、たんぱく質や野菜、果物を一緒に食べること
4) GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子分析キット(口腔粘膜用)を使って、自分の体質を理解しておくこと
アルコール依存症は、進行性の病です。
今は何も問題がなくても、今後もお酒とのつき合いが切っても切れない立場にいるとしたら、ぜひ自分の体質を理解し、依存症にならない手立てを打つようにして下さい。
お酒が大好きだとしたら、一生お別れしなくてはならない依存症になることは辛い事なので、お酒と上手に付き合う為に、先ずは自分の分解酵素レベルを知りましょう!