警察の飲酒検問を拒否すると逮捕される
飲酒検問は、交通違反の予防検挙を目的として、あくまで任意で行われる。
しかし、実質は任意ではなく強制である。
飲酒検問を断ると、目の前にいる警察官は確実にあなたを疑う。
何故なら、警察官は圧倒的に飲酒検問を拒否される事がないからだ。
あなたも考えてみてほしい。
犯罪も犯していなければ、飲酒もしていない状況であれば、警察官の飲酒検問は対応するハズだ。
しかし、飲酒検問を受けないという事は、飲酒をしているor何か悪い事をしているという思考になる。
任意とされる飲酒検問でも無理にでも走り去ろうとすると、不審な点があると思われる可能性がある上に警察官と接触でもしたら、別の罪で捕まえられる可能性もある。
飲酒検問は主に2つの段階がある
1 車両停止を求められる段階
2 呼気検査を求められる段階
二段階で法律が変わってくるので、警察官があなたに対する今後の対応にも変わってくる。
法律的には少し、複雑になるので具体的に解説していこう。
1 車両停止を求められる段階
飲酒検問は任意。
暴走族や、ヤン車の場合は一目瞭然だが、車の外観からは交通法違反の疑いなどがわからない不特定車両に対する検問は、つまり違法車両、車内の荷物確認等はあくまで任意。
さらに、自由を不当に制約することにならない理由があれば拒否できる
例
子どもが急病で病院に搬送している時
自宅が火事で早く帰らなければならない時
飲酒検問の時間帯が多いのは何時から何時まで?も要チェック!
2 呼気検査を求められる段階
呼気検査は強制
呼気検査を拒否、妨害すると【呼気検査拒否罪】となる。
呼気検査拒否罪
三月以下の懲役又は五十万円以下の罰金(道路交通法118条の2)
つまり、呼気検査の機械があなたに向けられた時点で拒否する事はできなくなる。
拒否をすると法律上、警察官はあなたを逮捕する事が可能だからだ。
飲酒後は何時間経過すれば運転しても良いのか?も要チェック!
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拒否をしなければ、逃走しても良いのか?
逃走すると、法律上飲酒検問を突破しただけの罰則はない。
しかし、警察も人間です。
一度逃走したあなたを、丁重に扱ってくれると思いますか?
逃げ切れたとしても、パトカーのドライブレコーダーでナンバーや車の特徴から、後日自宅に警察がやって来る可能性は非常に高い。
後日、警察が自宅に来た時はアルコールが抜けている状態だが、問題はない。
しかし、普通に信号や、右折時に対向車を待って曲がって逃走していると確実に捕まるのは目に見えているが、逃走できたと言う事は何かしらの道路交通法を違反している事となるので、結果切符を切られる事となる。
検問は事前に日時と場所を確認できる
検問確率が高い場所は、住宅街へ入ろうとする路地が最も多いです。
しかし、対応策がない訳でもない。
各都道府県警のホームページでは、交通取締情報を公開している。
月日
取り締まりの内容
取り締まり場所
上記が主な開示内容。
開示内容の他に警察官が自主的に、検問を行なっている可能性があるので、「100%大丈夫」という訳ではないので、注意が必要。
車を運転する上では、基本中の基本である「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」を守りましょう。
飲酒運転中に飲酒検問を回避する6つの方法も読んでおこう。