お酒の飲酒後は運転できるまで何時間経てば良いのか?




※このページは、2018年8月1日に更新されました。

考える人

『飲酒後は運転できるまで何時間経てば良いんだろう。飲酒後、アルコールの分解時間やお酒の抜ける時間を把握して運転出来るようになりたい。ビールの飲酒後はアルコールが抜ける時間は、どんな計算で何時間なんだろう。。。

このような疑問を解決していきたいと思います。

飲酒運転にならない時間は飲酒量によって異なる

飲酒後は何時間経過すれば飲酒運転にはならないのか

成人男性のアルコール濃度が正常値に下がるまでの時間

本数必要時間
缶ビール355ml1本約2〜3時間
缶ビール355ml2本約4〜6時間
缶ビール355ml3本約7〜8時間

*アルコール度数5%

飲酒後、アルコール濃度が正常値に下がるまでの時間は上記の通りです。

理論上、缶ビール4本以上飲んだ場合は、翌朝までアルコール濃度が正常値に戻っていない計算となります。

アルコール濃度は、いくつ以上から飲酒運転となるかの詳細は下記にて解説。

アルコールチェッカーの基準値は何以上で飲酒運転なのか?

飲酒後に体内のアルコールが抜ける時間の計算方法

飲酒後、アルコールが抜ける時間の計算方法

飲酒後に体内のアルコールが抜ける時間の計算方法は下記の通りです。

A アルコールの含有量(g)の計算方法

量(㎖)×度数(%)×0.8(アルコール比重)=純アルコール含有量(g)
例 ビール500mlの場合
500*0.05*0.8=20g

ビール500mlには、20gのアルコールの含有量となる。

B 1時間に分解できる純アルコール量の計算方法

体重(㎏)× 0.1=1時間に分解できる純アルコール量(g)
例 体重50kgの場合
50*0.1=5g

体重50kgの人は1時間に7gのアルコールを分解する事が出来る。

C アルコールを分解する時間の計算方法

上記A÷上記B=アルコールを分解する時間
例 体重50kgの人が、ビール500mlを分解する時間
20g÷5g=4時間

体重50kgの人が、ビール500mlのアルコールを分解する時間は4時間となります。

2時間程度寝たからといってもアルコールが体内から抜けていないことから、意外とアルコールを分解する時間が必要なことが分かるかと思います。

実際にはお酒が強い人弱い人によって、アルコール分解も異なりますので、自分がお酒に強い弱いかは下記にて把握しておきましょう。

お酒に強い弱いかの基準を簡単に診断できるたった1つの方法

ノンアルコール飲料でも飲酒扱いになる場合がある

ノンアルコール飲料でも飲酒扱い?

ノンアルコール飲料でも飲酒扱いになる場合があります。

なぜならノンアルコール飲料でも、アルコールが入っている場合があるからです。

「ノンアルコール飲料」とは、アルコール濃度が1%未満の飲料のことであり、ノンアルコール飲料のほとんどは、発酵させてアルコール入りのお酒を作った後に、アルコール分を熱で飛ばしたり、発酵させている最中にアルコール濃度を低く抑えたりして作られています。

アルコール度数が0.5%以上1%未満のものは、輸入の段階では関税定率法上はお酒として扱われるのですが、日本の酒税法上はアルコール度数が1%以上でなければお酒として扱われないため、国内では清涼飲料水という扱いになります。

「ノンアルコールビール」や「ビアテイスト飲料(清涼飲料水)」などと表示されていても、実際には1%未満のアルコールがほとんどの商品に含まれています。

ノンアルコールビールは飲酒運転にならない理由を下記にて解説しています。

ノンアルコールビールは飲酒運転には絶対ならない2つの理由

清涼飲料水にもアルコールが含まれている

飲み物にもアルコールチェッカーに反応するものがある?

普段飲んでいる飲料水でも、実はアルコールが含まれている商品があります。

コカコーラ

コカコーラ

0.02g(500mlのアルコール含有量)

リアルゴールド

リアルゴールド

0.12g(120mlのアルコール含有量)

ポカリスエット

ポカリスエット

0.16g(500mlのアルコール含有量)

オロナミンC

オロナミンC

0.91g(120mlのアルコール含有量)

オロナミンCのアルコール含有量が0.91gは、非常に高いですね。

ビール500ml飲む事より、オロナミンCを6本飲む事の方が、理論上アルコールを摂取している事となります。

また、自転車の飲酒運転や酒飲み運転も罰金、罰則、逮捕対象であるので、下記でチェックしておきましょう。

自転車の飲酒運転や酒飲み運転も罰金、罰則、逮捕対象である

飲酒後のアルコール濃度が下がっていく流れ

飲酒後どうやってアルコール濃度は下がるのか

飲酒後のアルコール濃度が下がっていく、処理される流れは、約10%が尿や汗による排出、残りの約90%が肝臓でアルコール濃度を処理しています。

その為、ベロベロに酔っ払った時に、水を摂取する事は約10%のみの最低限の対応でしかないので、効果が薄いです。

それでも、その他に主な対応がないので水を摂取する事は良しとされていますので、積極的に水を飲むようにしましょう。

信号無視は現行犯以外でもカメラで撮影され後日通知がくる可能性があります。

その内容を下記で解説しています。

信号無視は現行犯以外でもカメラで撮影され後日通知がくる?

アルコール濃度0.15mgから飲酒運転となる

飲酒運転は、アルコール濃度何%から?

飲酒運転には2種類あります。

  1. 酒気帯び運転
  2. 酒酔い運転

罰則もそれぞれ内容が異なります。

違反行為違反点数基準値罰則
酒酔い運転35点アルコールにより正常な運転が出来ないおそれのある状態5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
(免許取消/3年)
酒気帯び運転25点呼気1リットル中アルコール濃度0.25mg以上3年以下の懲役又は50万円以下の罰金(免許取消/2年)
13点呼気1リットル中アルコール濃度0.15mg~0.25mg未満3年以下の懲役又は50万円以下の罰金(免許停止/90日)

また、飲酒運転の罪は運転者だけではありません。

  • 車を貸した人
  • お酒を勧めた人
  • 車に同乗していた人

上記の人も罰則の対象となります。

違反行為罰則
車両提供者運転者が酒酔い運転5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒類の提供者

車両の同乗者
運転者が酒酔い運転3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

飲酒運転の罰金相場や、分割払いや払えない場合などの詳細は下記にて解説しています。

飲酒運転の罰金はいくら?相場は?分割払いや払えない場合は?

飲酒検問は夜がメインですが、実際の時間帯は何時頃が多いのかを下記で解説しています。

飲酒検問の時間帯が多いのは何時から何時まで?

飲酒後に早くアルコールを抜ける5つ方法

飲酒後早くアルコールを抜く4つ方法

飲酒後早くアルコールを抜く5つ方法は、下記5つのみとなります。

  1. 水分を摂取する
  2. 睡眠を取らない
  3. 肝臓の働きを向上するドリンクを摂取する
  4. 肝臓の働きを向上する食品を摂取する
  5. 効果的なサプリを摂取する

1 水分を摂取する

体内のアルコールは、約10%が尿や汗による排出なので、身体に最も害のない水を多く摂取する事で排泄を促します。

また、アルコール自体には水分補給の効果はないので、水を摂取する事で脱水症状も防止する事ができます。

2 睡眠を取らない

睡眠をとる事で、肝臓の働きが低下します。

肝臓の働きが低下してしまうと、肝臓によるアルコール処理がさらに時間が掛かる事になるので、睡眠を取る事は早くアルコールを抜く事と逆の行動となってしまいます。

3 肝臓の働きを向上するドリンクを摂取する

体内のアルコールは、約90%が肝臓で処理されています。

その為、肝臓の働きを向上するドリンクを摂取する事で、早く体内から飲酒後アルコールを抜けます。

特に、ヘパリーゼとハイチオールCが肝臓の働きを向上させてくれるので、飲酒後早くアルコールを抜く方法となります。

4 肝臓の働きを向上する食品を摂取する

飲酒後アルコールを早く抜く為に必要な栄養素は、『糖分』です。

さらに、飲酒後早くアルコールを抜く4つ方法の1つである、水分も同時に摂取できるスポーツドリンクやオレンジジュースなどの飲み物が効果的です。

5 効果的なサプリを摂取する

飲酒後、最も早くアルコールを抜く方法は、間違いなくサプリの摂取です。

アルコールを摂取する事で、アセトアルデヒドという毒素が体内で発生する事で、顔が赤くなったり、酔いが回ってきます。

アセトアルデヒドを効率的かつ素早く処理を促してくれるのが、L-シスチンという成分です。

二日酔い、頭痛、吐き気に効果的なL-シスチンを手軽かつ素早く摂取する方法レバリズム-Lです。

二日酔いに何故レバリズム-Lが効果的なのか?を下記で納得!

最強の二日酔い防止対策!5つの方法とたった1つのサプリ

お酒の飲酒後は運転できるまで何時間経てば良いのか?のまとめ

飲酒後は何時間経過すれば運転しても良いのか?のまとめ
飲酒後は何時間経過すれば運転しても良いのかを解説しました。

アルコールが抜ける計算方法や、飲酒後早くアルコールを抜く5つ方法を実践する事で、あなたのアルコール処理時間を把握すると共に、早くアルコールを抜ける事に繋がるかと思います。

確実にアルコールを抜けたかの確認は、アルコールチェッカーが必要不可欠です。

飲酒検問を回避する方法は、下記にて解説していますので、チェックしておくと万が一の時に役にたちますよ。

飲酒検問でアルコールチェッカー検査をごまかす6つの方法