今回のテーマは、
お酒による下痢はお酒を飲む前に予防と対策をしておこう!について。
お酒を飲むと途端におなかの調子が悪くなる、という人は少なくありません。
お酒が体質に合わないだとか、元々胃腸が弱いだとか、原因はそれぞれ違うようですが、飲酒による下痢は未然に防ぐことも可能です。
あなたに合った方法で、飲酒後の下痢を防いでいきましょう。
お酒を飲むと下痢がする、、、
楽しいはずの飲み会ですが、乾杯から少し経った頃からトイレにこもってしまう、という人もたまにいます。
仕事の接待などの飲み会だといつまでもトイレにいられずに、無理やり切り上げて我慢するという人も少なくないようです。
この、飲酒後の下痢にはいくつかの原因があります。
2)アルコール分で大腸が刺激される
3)おつまみとして出されるものの塩分や脂分に胃腸がダメージを受ける
4)飲酒量によっては体内の水分が多くなりすぎる
アルコールで下痢を起こしやすい人は、元々胃腸が刺激に弱い人が多いようです。
考えてみると、「食べることは好きだけれどアブラものを食べるとおなかが痛くなることがある」とか「冷たい牛乳が飲めない」とか「本格的なカルボナーラを食べるとおなかを壊す」とか、食べることが好きだけれどおなかが弱め、ということはないでしょうか。
それらの状態が危機的になることは日常生活ではほとんどないでしょうし、そういった症状は多くは胃腸薬を飲めば解決します。
しかし、お酒を飲むとその水分やアルコール分で胃腸が刺激を受けるとともに、アルコール分を分解しようとして体がアルコール最優先になりますので、食べ物やその他のものにまで消化酵素を割いていられなくなるため、下痢が起こりやすくなるのです。
ビールやチューハイといったおかわりが進みやすい種類のお酒だと、同時に多量の冷たい水分も摂ることになりますので、胃腸はさらに刺激を受けやすい状態となります。
そこに持ってきておつまみに出されるこってりした味付けの食べ物です。
飲み会の席というのは、胃腸にとってなかなか過酷な状況と言えます。
お酒による下痢の予防法
飲酒による下痢を防ぐことは可能です。
胃腸を刺激する要素をもう一度考えてみましょう。
・アルコール分
・多量の冷たい水分
・こってりした味付け、脂の多いおつまみや食事メニュー
ざっくり並べるとこうなりますので、下痢のきっかけとなるこれらを上手に避けたり飲酒後に工夫をすること、それが下痢の予防法になります。
お酒による下痢の3つの対策
お酒による下痢を防ぐには、お酒を飲み始める前や、飲みだしてからの対策が必要です。
具体的には、以下のようになります。
1)お酒の種類を決めておく
最初の乾杯の時のビールからは逃げられないとしても、そのままビールやチューハイを飲み続けると下痢への道をまっしぐらになってしまいます。
できれば、胃腸への負担が軽いものや、温かくしてゆっくり飲むことができるものに決めておきましょう。
飲み会の席でも、ゆっくり熱燗を飲んでいる人に冷たいチューハイをすすめる人はほとんどいません。
ワインでもいいですね。
ゆっくりとグラスや盃を傾けられるものをゆっくり飲む、またはビールしか飲めない人はグラスを空けないように気をつけて、ほどほど飲んでいるように口をグラスに付けるふりをするだけでも効果的です。
周りに「飲んでるの?」と責められることもなく、飲み過ぎもしないこの方法はけっこうオススメです。
2)あたたかい食べ物をゆっくり食べられるメニューを選ぶ
冬だと、鍋がコースに入っているお店も多いですが、「温活」がブームな昨今、鍋料理やそれに近い温かい食べ物がコースに入っていることも増えました。
そういった油分が少なめで野菜が多めなメニューを一緒に摂ることで、胃腸が温められて下痢を防ぐ効果もあります。
冷えというものも胃腸にとっては刺激になります。
ぜひ、冷たいものばかり食べない工夫をしてください。
そして、シメは温かい食べ物だからとラーメンではなくお茶漬けがオススメです。
3)食べる量を決めておく
飲み会の雰囲気には、「飲めや食えや」といったものがありますが、自分の体に合った量を守ることが下痢の予防につながります。
「ちょっと残ってるぞ。誰か食べろよ」という声がかかると「食べねば」となりやすいですが、自分のお酒の量と食べられる量はあなたが守るしかありません。
お酒による下痢はお酒を飲む前に予防と対策をしておこう!のまとめ
今回は、お酒を飲むと下痢をする場合の対策についてお話してきました。
おさらいをしておきましょう。
・元々胃腸が弱い体質
・アルコール分が大腸を刺激する
・おつまみの脂分や塩分が胃腸にダメージを与える
・お酒の種類によっては一気に水分の摂り過ぎになる
・お酒の種類と量を決めておく:ゆっくりと飲める温かいお酒を選ぶ
・温かい食べ物をゆっくり食べられるメニューを選ぶ:鍋ものが適している
・食べる量を決めておく:消化酵素が働く量を考える
他にも、腸内環境をよくするために、日頃から適したサプリメントを飲んでおくといったことも予防に繋がります。
飲酒後に下痢をするというのは、誰にとってもつらいもの。
これらの予防法を上手に駆使して、楽しいお酒の席になりますように。