お酒を飲んだらすぐに下痢になるのは5つの理由が原因だった




今回のテーマは、
お酒を飲んだらすぐに下痢になるのは5つの理由が原因だったについて。

おなかがそんなに弱いという認識はなかったのに、お酒を飲んだ時は急に下痢をしてしまうという人も多いようです。

実はこのお酒と下痢に関する仕組みには、切っても切れない原因が隠れています。

それは一体何なのか、その謎に迫っていきましょう。

乾杯の後にすぐトイレに駆け込んでしまう

トイレ掃除頻度ってどれくらい?

楽しい友人や同僚との飲み会、接待などの大事な飲み会、色々な形の飲み会がありますね。

しかし、飲み会のシチュエーションに関わらず、乾杯の音頭の後に気がついたらトイレに消えている人、あるいはトイレを我慢して冷や汗をかいている人もいるようです。

大事なシーン、楽しいシーンにそんなことがあるとその場の話題についていくこともできなくなります。

前述したように、お酒と下痢の間には切っても切れない関連性があります。

それはズバリ、「腸」です。

腸は私達の体の中で、とても大きな役割を担っていることは言うまでもありません。

では、具体的に腸とお酒の関わりを考えていきましょう。

お酒を飲むとすぐに下痢になるのは体質の問題の可能性が!

お酒に強いのは遺伝が関係している3つの理由

私達の体がアルコールを分解する時は、肝臓で行われることはよく知られていますが、その前に胃を通過してくるアルコール分をまず消化酵素が分解しようと試みます。

ところが、大抵の場合、酔いが回る前には皆さん一緒に出てくるものを食べながら飲みますよね。

私達の消化器官は、基本的には入ってきたもの順に分解するのですが、アルコールは別問題になっているのです。

アルコールと食べ物が一緒に入ってきたら、まずアルコールを分解するべく頑張るので、食べ物の消化はさっぱり追いつかない状態になり消化不良が起こります。

「冷たい牛乳を飲めない人」「本格的なカルボナーラを食べると下す人」そして「揚げ物を食べるとおなかがゴロゴロする人」という人は、大抵消化酵素が不足気味で、胃薬が手放せないはずです。

飲み会のような特殊な場所で、お酒も入っているので自分が胃薬のヘビーユーザーだということは忘れがちですが、先に述べたようなことが思い当たる人は、「お酒を飲むと下痢をしやすい体質」と言えます。

お酒を飲んだらすぐに下痢になる5つの原因

お酒を飲むと胃が痛い原因

1)そもそも消化酵素が不足しがちな体質

前述したように、普段は色々食べてもまったく下痢などしない、という人がお酒の席だけではトイレによく通うハメになる、ということはよくあることです。

しかし、普段の食事の時と飲み会の時とで大きく異なる要素がありますね。

そう、アルコールと、脂っこいおつまみメニューです。

ただでさえアルコールで刺激を受けた胃腸に、油と塩分のトリプルパンチ。

若いうちは消化酵素もじゃんじゃん出ていますが、年齢を重ねるとそれも減少していきます。

刺激を受けやすく、消化酵素も減ってしまった胃腸にとって飲み会は過酷すぎる環境と言えます。

2)アルコールが腸への刺激になる

アルコールは、刺激物であることはあまり認識されていないかもしれません。

確かに、濃いカフェインほどには胃腸を直撃するイメージはありませんが、アルコールは立派な刺激物なのです。

少量だと血行を促すよい効果を感じる方が多いかもしれませんが、乾杯のビールは、大抵ジョッキですよね。

このジョッキ、ここにも下痢の原因が隠れています。

3)水分過多になりやすい

アルコールを飲んで酔いが進むと、脱水症状になりやすいということはよく知られていることですが、実はその脱水症状になるのはアルコールを分解し始める段階からです。

乾杯、で腸を刺激し始めたあたりから下痢の気配を感じる頃にはまだジョッキや大きめのグラスに入ったチューハイなどはザ・水分なのです。

このあたりはどう考えたらいいのか混乱しやすいかもしれませんね。

4)おつまみの塩分と脂肪分が腸を刺激する

前述したように、消化酵素が少ない人にとってはもう致命的とも言えるおつまみのメニューなのですが、胃腸がそこそこ丈夫な人にもこの塩分と脂肪分とアルコール分のトリプルパンチは刺激となります。

飲みすぎた翌日に下痢をしやすいのも、このおつまみと水分が原因なのです。

5)冷え

忘れられがちですが、冷えというものは胃腸にとって大敵です。

よく、おなかが痛くなった時に手でさすりますよね。

あれで少し楽になるのは、手の体温と、さすることで熱が生まれてじんわりと温めてくれるからです。

飲み会の席では冷えたビールやチューハイが多いものです。

私達が食べたり飲んだりする物が胃腸を思っているよりも冷やし、痛みや下痢の原因となることも忘れずにいたいものです。

お酒を飲んだらすぐに下痢になるのは5つの理由が原因だったまとめ

お酒を飲んだらすぐに下痢になるのは5つの理由が原因だった

今回は、お酒を飲んだらすぐ下痢になってしまう人の原因についてお話してきました。

ここでおさらいをしておきましょう。

下痢の原因になるもの

・消化酵素が少ない体質

・アルコールによる胃腸への刺激

・大きなグラスで提供するお酒で一時水分過多になる

・脂質・糖分・塩分ともに多いおつまみの胃腸への刺激

・冷え

これらの原因から考えてみれば、解消法はわりと簡単に見つかるのではないでしょうか。

簡単にですがご紹介しておきましょう。

お酒による下痢の解消法

・消化酵素を胃薬などで補う

・お酒を飲む量を自分の適量に

・大きなグラスで提供されるものをあまり頼まない

・脂が少なめで野菜を摂れる温かいメニューを頼むようにする

・胃腸を冷やさないようにおなかにカイロを貼る、温かい飲み物を頼む

また、普段から腸内環境を整えておくと、少しの刺激にも負けない胃腸を手に入れることも可能です。

普段の食生活でそれが難しい場合は、サプリメントなども上手に取り入れ、楽しい飲み会、大事な飲み会の席でトイレとばかり仲良しになってしまう状況を変えていきましょう。