※このページは、2018年8月12日に更新されました。
自転車の飲酒運転や酒飲み運転も罰金、罰則、逮捕の対象になるのかな。 自転車の飲酒運転の罰金はいくら? 自転車の飲酒運転の【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】の違いで罰金、罰則内容も変わるのかな?
このような疑問を解決していきたいと思います。
目次
自転車の飲酒運転には【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】の2種類
自転車の飲酒運転には【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】の2種類があります。
自転車の飲酒運転で酒気帯び運転になる条件
自転車の飲酒運転で酒酔い運転になる条件
では、みていきましょう。
自転車の飲酒運転で酒気帯び運転になる条件
自転車の飲酒運転で酒気帯び運転になる条件は、ありません。
自転車の飲酒運転に酒気帯び運転は無いんだね
なぜなら自転車は、飲酒運転の酒気帯び運転については、刑事罰の対象から除外されています(道交法117条の2の2第3号)。
通常の酒気帯び運転の条件は、
アルコール濃度 血液1ml中0.3mg or 呼気1リットル中0.15ml
となります。
*車も同条件。
自転車の飲酒運転で酒酔い運転になる条件
自転車の飲酒運転で酒酔い運転になる条件は、正常な判断が出来ない場合です。
酒酔い運転になる条件は、
アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態
となります。
*車も同条件。
自転車の【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】まとめ
【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】のポイントってなに?
『酒酔い運転』と『酒気帯び運転』の違いは、数値で判断されるのではなく、正常な判断が出来るか出来ないかが最も重要なポイントとなります。
いくら、検知されたアルコール濃度が高くても正常な判断が出来る人もいれば、検知されたアルコール濃度が低くても正常な判断が出来ない人も居ます。
その場合の為に、『酒酔い運転』と『酒気帯び運転』の違いは、『アルコールにより正常な運転が出来ないおそれのある状態』の可否となります。
自転車の飲酒運転や酒飲み運転も【罰金】がある
自転車の飲酒運転や酒飲み運転も【罰金】があります。
自転車の飲酒運転や酒飲み運転の【罰金】条件
自転車の飲酒運転や酒飲み運転の【罰金】条件は、【酒酔い運転】時のみです。
自転車による【酒気帯び運転】には、罰金がないのですが、【酒酔い運転】は道路交通法違反となり、罰金が発生します。
自転車の飲酒運転や酒飲み運転も【罰金】はいくら?
自転車の酒気帯び運転の【罰金額】
自転車の酒気帯び運転の【罰金額】は、0円です。
自転車の酒気帯び運転の罰金額は、0円なんだね
【酒気帯び運転】の場合のみ、自転車の飲酒運転に罰金が課せられる法律はありません。
自転車による【酒気帯び運転】には、罰金がないので、警察官は自転車の飲酒運転者に対して指導は可能ですが、それ以上の道路交通法に基づいての処罰はできません。
自転車の酒酔い運転の【罰金額】
自転車の酒酔い運転の【罰金額】は、100万円以下です。
これは、自動車の【酒酔い運転】と同様の罰金、罰則が課せられます。
自転車の飲酒運転や酒飲み運転も【罰則】がある
自転車の酒気帯び運転の【罰則】
【酒気帯び運転】の場合のみ、自転車の飲酒運転に罰則の法律はありません。
自転車による【酒気帯び運転】には、罰則がないので、警察官は自転車の飲酒運転者に対して指導は可能ですが、それ以上の行動はできません。
自転車の酒酔い運転の【罰則】
自転車の酒酔い運転の【罰則】はあります。
罰則内容は、5年以下の懲役です。
自転車の酒酔い運転の【罰金額】と同様に、車での飲酒運転と同じ罰則になります。
自転車の飲酒運転が車と同じ罰則は怖いね。
自転車の飲酒運転で酒酔い運転は逮捕になる
自転車の飲酒運転で酒酔い運転は逮捕になる可能性があります。
上記から解説した通り、自転車の飲酒運転で【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】では罰金、罰則内容が全く異なります。
【酒酔い運転】状態で、自転車の飲酒運転をしていた場合は、逮捕される可能性があります。
しかし、自転車の飲酒運転で人を負傷させた場合は高確率で逮捕されます。
自転車の飲酒運転で人を負傷させた場合は高確率で逮捕
自転車の飲酒運転で人を負傷させた場合は高確率で逮捕となります。
この場合、【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】の枠を超えて、【危険運転過失致死傷罪】という名目で逮捕されます。
危険運転致死傷罪
15年以下の懲役(死亡させた場合は1年以上の有期懲役)
まとめ
自転車の飲酒運転や酒飲み運転も罰金、罰則、逮捕対象である事が分かりました。
しかし、罰金、罰則、逮捕対象となる条件は、【酒酔い運転】のみとなります。
- 【酒気帯び運転】は罰金、罰則がなし
- 【酒酔い運転】は、車と同じ罰金、罰則がある。
- 自転車の飲酒運転で人を負傷させた場合は高確率で逮捕。
お酒を飲んだら自転車も飲酒運転は危険だね
【酒気帯び運転】、【酒酔い運転】によって、処分内容が大きく異なるので注意が必要です。
先ずは正常な判断が出来るのかが最も重要なポイントです。
万が一、正常な判断ができそうにない場合は、自転車を乗る事をやめましょう。
さすがに自転車を押して歩くと飲酒運転にはならないよね?
その詳細は、飲酒後に自転車を押して歩くと罰金、罰則の対象になる?にて解説しているので、チェック!