※このページは、2018年7月10日に更新されました。

『吐く原因ってお酒を飲み過ぎる以外に何かあるのかな、、、?酔って吐くとスッキリするのはなぜだろう。。。お酒を飲んで吐いてしまうのは何か理由があるのかな?お酒で吐いてしまう原因はなんだろう。。。お酒で吐くことは身体にとって大丈夫なのかな?』
このような疑問を解決していきたいと思います。
本記事の内容
①お酒の飲み過ぎで吐いてしまう原因
②お酒の飲み過ぎで吐くまでの流れ
③お酒を吐くとスッキリする理由
④お酒の飲み過ぎで吐いてしまうのは身体の本能
このページでは、お酒を飲み過ぎると体の中でどんな症状が起こり、吐いてしまうまでの過程と原因を解説説したいと思います。
*この記事は、約2分で読めます。
目次
お酒の飲み過ぎで吐いてしまう原因
お酒の飲み過ぎで吐いてしまう原因は、アセトアルデヒドです。
アセトアルデヒドは毒素
アセトアルデヒドは、お酒のアルコールに含まれている成分で、毒性が強い物質です。
アセトアルデヒドが、お酒を飲んで吐く原因や悪酔いの元凶であり、アセトアルデヒドが体内にたくさんある状態は、中毒症状が出てくる状態なのです。
アセトアルデヒドが身体にもたらす具体例
アセトアルデヒドがもたらす症状は、ドキドキしたり、ムカムカしたり、吐き気、息苦しさなどが主な症状です。
お酒の飲み過ぎで吐く原因は、アセトアルデヒドだった
アルコールを体内に入れると、胃や腸で吸収されて肝臓に運ばれて、アセトアルデヒドという物質になります。
お酒の弱い人は分解の力が弱いので、強い人よりも血中濃度の処理が遅くて、体内のアセトアルデヒドがなかなか抜けきれなくて血中濃度が高い状態で、続けてアルコールを飲むと、さらなるの症状を引き起こしていきます。
吐き気の原因は、アセトアルデヒドを肝臓の処理が追い付かずに許容量を超えた時です。
お酒の飲み過ぎで吐くまでに4つの流れがある
お酒の飲み過ぎで吐くまでに4つの流れがあります。
では、みていきましょう。
第1段階 アルコール0.02%~0.04%の血中濃度
*目安 ビール中瓶を1本程度。
お酒に強い人では飲んでない状態とほとんど変わらないかもしれませんが、お酒に弱い人は、この段階でも顔や体が真っ赤になってきます。
アルコールが体内に入ると脳が麻痺するので、思考や運動の能力が低下し、普段では理性が働き抑制されていた気持ちが解き放たれていきます。
仕事の接待でも、友だち同士の飲み会でも、お酒が入ることで腹を割って会話がはずみ、食欲増進の効果もあるので、楽しく食事ができますよね。
「酒は百薬の長」という言葉もある通り、健康にもストレスの緩和にも適度にお酒を飲むことは良いと言われることもあります。
第2段階 アルコール0.05%~0.1%の血中濃度
*目安 ビール中瓶1~2本程度。
ほど良くお酒に酔っているのは、ほろ酔いの第2段階までで、これ以上の飲酒は、自分にも周りにも危険を含んできます。
脳の麻痺が進むにつれて、気持ちが大きくなりすぎて大声で怒りやすくなったり、立てばふらついたりしていきます。
第3段階 アルコール0.11%~0.15%の血中濃度
*目安 ビール中瓶3~4本程度。
第3段階まで入ると、お酒を飲んで赤くなる人はかなり顔が赤い状態までなっています。
さらに、第3段階を過ぎてもお酒を飲みアルコールを摂取し続けると、第4段階に入り吐き気の症状が出てきます。
第4段階 アルコール0.16%以上の血中濃度
*目安 ビール中瓶5~6本程度。
この段階を酩酊期と呼びますが、お酒に強い人と弱い人では、見た目や飲んでいるお酒の量もかなり違っていると思います。
お酒で何らかの症状が出てくるというのは、お酒の量ではなく、アルコールの血中濃度によるものなのです。
お酒の飲み過ぎで吐くとスッキリする理由
お酒の飲み過ぎで吐くとスッキリする理由は、アセトアルデヒドを強制的に体外に排出するからです。
吐く前は、胃のムカムカや、気分が悪かったりしていても、吐く事で急にスッキリした気持ちになるのは、アセトアルデヒドを体外に出しているからです。
しかし、吐いてもまだ気持ちが悪い場合があります。
その場合は、かなりお酒の飲み過ぎなので、引き続きお酒を飲む事はやめましょう。
お酒の飲み過ぎで吐くことは生命を保とうとしている
お酒の飲み過ぎで吐くことは生命を保とうとしています。
アセトアルデヒドは毒性が強くて、人間の体には良くないものなのですので、体の外に吐き出すというのは、実は命を守るために必要な防御反応なのです。
お酒を飲んで吐くと、周りに醜態をさらすことになるので、嫌でも吐き気を我慢しようとするのも苦しいですが、吐くこと自体も苦しくてしんどいですよね。
しかし、体の中では【自分は毒に侵されている緊急事態だ】、【早く解毒しなければならない】というシグナルを送っているのです。
その為、お酒の飲み過ぎで吐くことは生命を保とうとしているのです。
喉に指を入れて吐く行為は危険
喉に指を入れて吐く行為は危険です。
口に手を突っ込んで強制的に吐くと身体を傷付ける事になるからです。
*詳細は、お酒の飲み過ぎが原因の正しい吐く対処法を解説で紹介しています。
吐いた後にのどの奥に酸っぱいつっかえた感じが残るのは、普通は食べ物を消化するための胃酸や胆汁も一緒に吐き出しているからで、食道が少なからずダメージを受け、ひどい場合には出血が伴っていることもあります。
『吐き気がして気持ち悪い、早く楽になりたいから』の気持ちは分かりますが、口に手を突っ込んで強制的に吐く行為は、さらに追い討ちをかけるような行為なので非常に危険です。
なぜお酒を飲み過ぎることが吐く原因になるのか?のまとめ
酔っぱらって吐くという症状は、自分を守るために必要な行為、生命維持装置ということでした。
自分の限界を超えるまで飲んで、醜態をさらすのは、どんな人でも恥ずかしいかもしれませんが、自分の命を守るとなれば、身体の反応に任せて体内のアセトアルデヒドを体外に出すようにしましょう。
お酒の強い人、弱い人には差がありますので、お酒に強い弱いかの基準を簡単に診断できるたった1つの方法であなた自身のお酒の強さ弱さの基準を把握しておくと良いですよ。
男女別では、お酒の強い基準と弱い基準を男女別にまとめてみたにて紹介しています。